運動の発達(意識・無意識)

 

運動の発達は運動の学習によってすすみます。運動は祖先が学習した運動と本人が学習したものがあります。

祖先が学習した運動の1つに移動があります。ハイハイや歩行は祖先が四つ足移動をしたり、歩いた時に学習され、既に赤ちゃんの脳の中にすでに記憶されています。そして時期がくると機能しだします。このような学習済みの運動の多くは無意識でできますが、斜面や段差など難しい環境で移動する時には意識を使って移動する必要があります。

自転車に乗っての移動などは本人が学習する運動です。本人が学習する運動は最初は意識を沢山使う必要があります。上手になってくると無意識で自転車にのれるようになります。

祖先が昔学習した運動は赤ちゃんの時にみられやすく、成長すると本人の意識を用いた学習が多く必要になってきます。そしてそれらは習熟すると又意識を必要としない運動になるのです。

運動の発達をみるということは、赤ちゃんの時なら最初は祖先から受け継いだ運動がしっかりとでるのかどうか、月齢が大きくなってくると新しい運動をどれだけ学習しているか、学習できるのかをみることになります。

こどもリハかわせみ




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