脳性麻痺児のリハビリテーション
脳性麻痺をもった子どもは機能障害が多様です。多様というのは1つは麻痺の種類・部位・重症度に違いがあります。又、同じ子どもでも年齢によって支援の内容が変化します。そのため支援にはある程度の専門性が必要になります。
支援の必要性が高い乳幼児期において医療から福祉への移行が言われて久しいですが、公的機関の財政面だけを考えて医療部門そのものを縮小しすぎていることはないのでしょうか。治療法は新しいものが開発されていきますし、それに伴い新しく対象者に加える必要性が生じるかもしれません。支援を進歩させていくためには人的財政的に力が必要です。
例えば成人期以降のリハビリテーション医療の関わりは明らかに不十分と思われます。脳性麻痺をもちながらも健康に楽しく暮らしていくためには成人期以降の医療の関わりは不可欠です。歩行可能な脳性麻痺児者は沢山いますが痛みなく、中年以降も歩行機能を維持できるための支援は現在の支援で十分なのでしょうか?
現在リハビリテーション関係者には様々な努力が求められています。それは対象となる方々を第一に考え、新しい支援の方法を開発し、財政面の獲得も考えるような多様な努力であると思います。
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