生後の1歳までの運動発達の学び方 PT向け
首がすわっていない生まれてすぐの頃から、歩けるようになる1歳前後までに赤ちゃんの抗重力活動は飛躍的に発達します。
うつ伏せの発達でいえば、3カ月で肘支持ができ、6ヶ月で手支持ができ、10ヶ月で四つ這いができるなどの大きな変化があります。これは抗重力能力が高まってきたことを示す一つの指標です。
では、なぜより重心の高い姿勢がとれるようになるのでしょうか。肘支持ができる頃の月齢の赤ちゃんと手支持ができる月齢の赤ちゃん違いは色々ありますが、大きな特徴の一つに体幹も含めた筋肉の力の入り方の発達があります。
うつ伏せで手で支えて頭を上げる時、赤ちゃんは腕の力だけで支えているわけではありません。肩の周りやお腹や背中や脚まで色々な筋肉が同時に力をいれることでうつ伏せで手で支えて遠くを見ることができるのです。
赤ちゃんが新しい姿勢ができるようになる時、同時に力の入れらる筋肉のグループも変化しています。力の入る筋肉のグループを理解するためのよい方法は大人が自分で同じような姿勢をとってみることです。
写真や動画で運動発達を学ぶだけでなく、自分で同じような姿勢をとってみて力の入り方を実感するような勉強の仕方は自分のボディイメージ高めることができます。特に支援の際にハンドリングを使うPTは自分で赤ちゃんと同じような姿勢をとるという経験は大切な勉強方法だと思います。
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