脳性麻痺をもった子ども PTさんの専門性って 保育士さんへ①
脳性麻痺をもった子どもが保育園に入園しました。療育センターからPTさんが巡回できてくれました。そんな時PTさんは何が得意な人なのか知っていれば話し合いの時に役に立つと思います。
PTは「身体づくりと生活動作の専門家」と言われています。脳性麻痺の子どもで具体的に考えてみましょう。
脳性麻痺をもった子どもは身体の使い方が偏りがちです。片麻痺といって半身に麻痺があると麻痺の無い側ばかりを使いがちです。尖足歩行といってつま先立ちでずっと歩き続けている子どももいます。つまり同じような使い方ばかりをしやすいのです。同じ使い方ばかりだと身体に負担がかかります。使っていない身体の部位の発達を阻害するかもしれません。その子はどんな身体の使い方をしていて、どんな関わりをすると身体にいいのかPTさんは知っていると思います。
脳性麻痺をもった子どもの中には姿勢が保てない、立ち直れない、動作にともなった身体の準備ができないなどいわゆるバランスが悪い子どもがいます。PTさんはその子のバランスのとり方の特徴やバランス改善の方法、安全な動作介助などについても得意分野だと思われます。
又、PTさんはマンツーマンで保護者と一緒に個別指導を40分~60分くらいやるので、保護者と話す機会が多い人でもあります。個別指導場面なので話す内容は限られてきますが、保護者の考えについてよく知っている場合もあります。反対に子ども同士の自然な場面はあまり見ていないのでその様な情報はPTさんにとって貴重なものです。こんなことができますよと教えてあげてください。
ダラダラと書きましたが、今度あなたがPTさんと会う時に少し役立つといいのですが。
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