運動発達⑥ 乳児の姿勢 寝返りの変化


3ヶ月の寝返り

3ヶ月位の子どもも寝返りをすることがあります。
でも腕が上体の下に挟まってなかなか引き出せなかったり、うつ伏せから仰向けにもどれなかったりして、自由に寝返りをしている感じではありません。

6ヶ月の寝返り

月齢6ヶ月位の子どもの寝返りかなりスピードがあるしスムーズになってきます。なぜでしょう。
理由の一つは6ヶ月位になると腰椎や骨盤といった下部体幹と言われる部分の抗重力活動が可能になってくることがあります。
6ヶ月の子どものよくやる姿勢

絵の様に仰向けで脚を高く上げることができると支える面が狭くなり、重心も高くなるので少し重心を一側に傾けただけで横向きになりやすくなります。うつ伏せで床から胸が挙げられると胸の下にあった腕が抜きやすくなります。

もう一つの理由は運動学習がされてきたということです。寝返りは屈曲運動と伸展運動の組み合わせと言われますが、何回も寝返りを経験して屈曲運動と伸展運動の組み合わせのタイミングがよくなるとスムースに寝返りができるようなります。

乳児期に寝返りの様子が変化しいくこととその理由の一旦がわかっていただければ嬉しいです。

*記載している月齢はあくまでも参考です。

こどもリハかわせみ
 

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