運動発達⑤ 乳児の姿勢 つかまり立ちの変化
つかまり立ちの姿勢も月齢で変化します。
姿勢の変化をみてみると
①テーブルにお腹をつけて手にも体重がかかっているつかまり立ち。脚は体重を支えるので精いっぱいです。
②直立位で体重をほとんど足に乗せたつかまり立ちになります。手は伸ばせる範囲が広がります。状態を起こすと後方に倒れやすくなるので手は自分の位置を確認する役割も果たしています。
③体幹をねじりながら(体軸内回旋)後方へもリーチができまるようになります。
抗重力コントロールの変化でみてみると
①広い支持基底面で立っていて、重力に抗して姿勢保持をするのに精いっぱいの状態です。
②狭い支持基底面の中で重心がコントロールできるようになります。
③姿勢と重心が自分でコントロールできると自然に余分な力は入らなくなります。結果としてつたい歩きや遠方への手伸ばしといった目的をより成功することができます。
立位姿勢は後方に倒れることが一番危険ですが、その危険に近いところで転倒せずにコントロールできることは歩行獲得へつながると思います。
コメント