知的障害や発達障害をもった子どもの足の異常と疲労
知的障害や発達障害を持った子どもの中には、足の形に問題がある子どもがいます。問題というのは扁平足だったり、つま先立ちのことです。
足の形に問題がある子どもは協調性やバランスや敏捷性などの運動能力も低い子どもが多いことはよく知られています。立ったり歩いたりしている時に地面に接しているのは足なので、足が上手く形を変えて地面を蹴らないとバランスがとりにくいのです。 注:バランスがとりにくい理由はそれだけではありません。
そういう子どもは疲れやすいということも知っておいてください。特に小学校・中学校と身体が大きくなると疲れやすさが増します。足でバランスがとりにくい分を太ももやお尻や腰の筋肉を余計につかってバランスをとっているからです。中には太ももやお尻の外側の筋肉が強く張っている子どもがいます。
疲れやすさに対する対策も検討していくことが必要だと思います。
具体的には①体重のコントロール②運動量のコントロール③足に合った靴やインソールの使用④ストレッチやマッサージによる疲労軽減などがあると思います。
知的障害や発達障害を持った子どもの中には脳性麻痺という診断がついた子どもほど足の問題に注目されていない方もいるようです。子ども時代は人生のほんの一部です。長く健康な生活が送れるよう支援したいものです。
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