一人で立つ練習 指示の出し方
一人で立つ練習をすることがあります。絵の様につかまった状態から手を放して立つという課題です。
大人の指示の出し方には色々あります。
①「手を放して立ってごらん」
②「手が放せると思ったら手を放してごらん、あぶなかったら歩行器をつかんでいいよ」
①の「手を放して立ってごらん」で失敗してしまう子どもの中には大人の指示に従おうと一所懸命になりすぎてしまう子がいます。自分の立位の状態を感じようとせず、とにかく課題を成功させようと固くなりすぎで同じ失敗を繰り返してしまうのです。
②の指示のいい点は自分の身体の状態に注目を促している点と、歩行器につかまることは失敗ではないとしている点です。悪い点は指示が長すぎるということでしょうか。
どちらの指示がいいということはありません。子どもによってうまくいく方を選べばいいし、これ以外の指示の仕方も沢山あります。ただ、ここで言いたかったのは練習に結果に対する大人の側の価値の置き方のことです。
子どもに求めるのは正解をだすことでしょうか。本人が冷静に状況を判断してひるまずチャレンジする態度でしょうか。
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