障害児用のバギーを選ぶ

障害児用のバギー選びはいつも迷います。
お母さんにとっての実用性や快適性と子どもにとっての快適性の両方を兼ね備えなければならないからです。

お母さんにとっての実用性や快適性に影響する要素
①バギーの重さ(持ち上げられるか)
②押して歩くときの操作性(直進性、不整地安定性、段差越え)
③折りたたみの方法(簡単におりたためるか、折りたたんだ時自立ができるか)
④荷物がのるか
⑤デザインの好み
⑥耐久性

子どもにとっての快適性・安全性に影響する要素
①姿勢の安定
②呼吸の安定
②視覚や手の動きの保証
③緊急時落下等の危険性防止

障害のある子どもの姿勢運動状況は非常に個性があるので全部の要素が平均して高い点数のものを選ぶというよりも、個別にそのお母さんと子どもの状態にあっているもの選ぶことになります。そのため悩みます。

まず、お母さんからはどんな点を重視して選びたいかを聞きます。一般用のバギーからの乗りかえが多いので、使用時間や頻度、使用環境に坂や段差はあるか、交通機関を使うのか、折りたたみは頻回に行うのかなどについての現状を事前に聞き取りしておくといいでしょう。
子どもの姿勢・運動の評価も事前にしっかりやっておく必要があります。

もし、あなたがセラピストならば医師、義士装具士、工房や車椅子業者とのチームであたることで、お母さんは色々な意見をきけて、よりベターで納得した選択がしやすいと思います。







 

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