赤ちゃんの運動発達と脳の発達

 赤ちゃんの運動発達は頭尾の原則という順序性がいわれます。

首がすわる、お座りができるようになる、立てるようにようになるという順序性です。

なぜこのような順序性がみられるのでしょうか。
実は生まれたての赤ちゃんの中枢神経はすべての部分が活動しているわけではありません。
生まれて2ヵ月くらいまでは脊髄は活動していますが、脳幹から大脳皮質は十分には活動していません。4ヵ月くらいになると脳幹が働きが活発になります。10ヵ月くらいから大脳皮質の活動もかなり活発になってきます。
大脳皮質運動野の支配領域を示す図

大脳皮質の中でも神経の発達は下から上に進み、結果運動の発達は神経の支配領域の関係から上から下(頭尾方向へ)進みます。

神経の運動のパターンも多様になり、座位や立位など色々な姿勢で安定していられるようになります。上下肢においては多様な関節運動の組み合わせができるようになり、巧緻性が増します。









コメント

このブログの人気の投稿

運動発達② 乳児の姿勢 生後3カ月 正中位指向

F-word (障害児の生活機能把握の考え方)

つま先歩き(尖足歩行)