脳性麻痺 そり返りの強い子を抱っこする

 



アテトーゼ型でディストニックといわれる子どもの絵です。全身を強く伸展してしまうので次の絵のように抱っこをするのが大変です。


対応策の基本は身体の中で曲げやすいところを探してそこから順々に屈曲させていくというものです。基本的には最初に頭と肩を前に出す方が楽か、脚を曲げるのかどちらが楽に曲げられるかを探します。子どもは一か所を屈曲位にもっていくと他の箇所も屈曲しやすくなります。

最初に頭と肩を一緒に曲げる方法の場合、介助者は子どもの頭の後ろに自分の腕をまわして子どもの両肩と頭を前に押します。その際前方から胸の真ん中の胸骨を少し押しながら行うといいでしょう。その後上半身の屈曲をキープしたまま脚を曲げていきます。


最初に脚から曲げる場合は足指を曲げてから膝・股関節を曲げると比較的少ない力で脚を曲げられ子どもがいます。


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