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理学療法士の目的は子どもに自信をつけること?

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 DCD(発達性協調運動障害)の子どもでは高頻度で自信の低下がみられると言われています。自信の低下は運動活動だけにとどまらず全体の活動参加にも影響があると言われています。DCDの子どもに理学療法士が関わる時の目的とは何なのでしょうか。子どもの運動が上手になることでしょうか。確かにそうかもしれません。でも、もう少し細かくみてみましょう。 運動ができるためには3つのポイントがあります。 ①予測性 「こうすればできるはず」がわかることです。自分から運動を始める時に課題解決が出来そうと思えることはとても大事になります。 ②コントロール性 「自分で調整できる」ことです。運動課題に対して自分で試行錯誤してできていくことは運動の学習にとても大切です。 ③再現性 「もう一回やってもできる」ことです。偶然できたもとても大切ですが、それだけでは十分ではありません。 ある運動課題において自分の脳が対応できるようになっている時、同時にその子の心理面からみると自信があるという状態といえます。自信はいいかえると「未来の自分の行動が、ある程度うまくいくと“身体でわかっている感覚”」です。 そのため、「運動が上手⇔自信がある」は実はとても近いところにあります。ですから、小児領域の理学療法士がDCDのある子どもに対応する時は現象面では何らかの運動ができるようにするという目的をもっているかもしれませんが、それは子どもの心理面では自信をつけることを目指していると言ってもいいと思います。 こどもリハかわせみ

身体への気づきの発達

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 身体への気づきの発達は連続して目的を持った行動へとつながっていきます。 ①最初は 身体の感覚 に気づきます。感覚と言うのは触覚・固有感覚・前庭感覚などです。身体に関係する感覚が入ってくることに気づきます。 ②次に 身体の動き に気づきます。身体を動かすと脳の中の感覚情報が変化するので情報が多く入り、赤ちゃんはこれを喜びます。視覚や聴覚もはいってくることでよりさらに自分の身体に気づきが深まります。 ③さらに、 身体が動くと外界に変化がおこる事 に気づきはじめます。繰り返し物を落とした利することを繰り返すので運動と外界変化の関係に気づいて予測ができてきます。運動内部(順)モデルのできはじめです。 ④外部の変化を目的にして運動をおこせるようになると運動内部(逆)モデルのできはじめです。予測がさらに上手になります。 人の身体は環境への働きかけの道具です。それは生まれてすぐには使えていません。発達とともに使えるようになってきます。 こどもリハかわせみ

DCD(発達性協調運動障害)のある子の脳は

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 脳は「できた」を捉えるといいます。脳が「できた」と感じるのは自分の予測と結果の誤差が少ない時です。DCDの子どもは運動面で予測と結果の誤差が大きくなりすぎます。例えば縄跳びをしようとした時に縄に引っかかった時に本人はなんとかしようとしますが運動としての解決方法がみつかりません。 あまり失敗が続いてしまうと脳の偏桃体という感情をつかさどる場所が危険信号をだしはじめます。そのうち思考を担当する前頭前野の活動が低下して解決方法を考えられなくなります。そして、心理的な防御反応がおきます。自律神経が過剰に働きだします。防御反応と言われるものです。結果として先生や親御さんに縄跳びをやってみようと言われるだけで攻撃的になったり、逃げたり、固まったりしてしまいます。 運動面で予測と結果の誤差が小さければ修正したり、学習したりができ自信につながります。そこで先生は手と足の課題をわけて練習したり、ゆっくりとやらしてみたり、小さな成功をつくり、ほめることで学習を促すわけですが、防御反応がでていれば一旦縄跳びから距離を置くことも一つの正しい解決方法だとおもいます。 こどもリハかわせみ

お子さんの落ち着きに役立つ運動

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DCDのある子は運動で疲れやすい

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DCD(発達性協調運動症)のある子どもへの声かけ

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両足ジャンプができない子

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